医局員募集
皮膚科に興味をお持ちの学生、臨床研修医の皆さんへ
雄大な北海道の大自然の中で、北海道民と触れ合いながら私たちと一緒に学び働く喜びを分かち合いませんか。
当医局は広く道東、道北の皮膚科医療の中核を担っております。北海道ではまだまだ皮膚科医が充分に充足しておらず、地域の人々から熱い期待が我々に寄せられております。入局後は充分な皮膚科臨床医としてのトレーニングを積むことが可能で、その力で存分に第一線で活躍する場もチャンスもまだまだ多く残されております。また、臨床医としてのみならず、Scientistとして皮膚科学のさらなる学術的探求も可能です。
当科では随時、見学希望者を受け入れておりますので、興味のある方はお気軽にまず一度ご連絡ください。皮膚科後期研修の内容について興味のある方もぜひどうぞ。
山本教授からのメッセージ
★皮膚科の特徴
皆さんは皮膚科の病気の特徴を一つ挙げるとしたら何を挙げますか?
ほとんどの皮膚病が目に見えること、ではないでしょうか。まれには触らないと分からないものや、皮膚感覚のみの異常もありますが、多くは患者さんにも医療者にも戦う相手が見えます。つまり病気が良くなっても悪くなっても誰の目にも分かってしまうのです。したがって受診後、病気が良くなっていくと私たちは患者さんと同じものを見て一緒に喜ぶことができます。患者さんは私たちの診療内容に感謝してくださり、私たちも患者さんが喜んでくださるのが嬉しく、また自分の診断・治療が正しかったことが誇らしく、さらに患者さんがこちらを信頼してくださり、きちんと薬を塗ったり飲んだりしてくださったことに感謝の気持ちがわいてきます。
皆さんは8年以上もかかる医学部での勉学と初期臨床研修をやっと終えて一息つく暇もなく、さらに果てしない専門家としての道を歩み始めなければなりません。そうしたとき、毎日の診療の中で、患者さんと喜びを分かち合えることはその道を力強く歩き続ける元気を与えてくれます。一方、難治性の疾患の場合や、治療がうまくいかないときは患者さんの目にも病気が治っていかないことが一目瞭然となります。これは大きなプレッシャーではありますが、そこで逃げずに患者さんと一緒に病気と戦うことが私たちを強くしてくれます。
★ロゴマークにこめた思い
皆さんはこのHPのトップにある教室のロゴマークをどのようにご覧になりましたか。旭川といえば旭山動物園。旭山といえばペンギンですから、大雪山をバックに親ペンギンが子供ペンギンの赤くなった背中の発疹に軟膏を塗っている、というのが一般的な解釈でしょうか。
実はこのロゴにはもう一つのメッセージが込められています。子供ペンギンは皇帝ペンギンのヒナです。そして大人のペンギンは王様ペンギンです。成長すると皇帝ペンギンは王様ペンギンよりも大きくなります。私たちは新入医局員が将来自分たちを超えていってほしいと願い、私たちの今持つすべての専門知識、技術、スピリットを伝え、さらに上を目指してほしいと背中を押しているのです。私たちより大きく成長して、世界にはばたく「空飛ぶペンギン」になって欲しいという思いにこたえてくれる若手医師を心からお待ちしています。
当講座の教育理念
当講座は医学部附属病院において皮膚科全般を担当しており、専門性に基づく高度医療の提供のみならず、他科からの疑問に適切に答えられる質の高い皮膚科専門医を養成することを目標にしています。サブスペシャリティーとして、皮膚アレルギー、皮膚外科ないし悪性腫瘍、真菌、皮膚病理などがありますが、要は皮膚に関する真の意味の専門家を育成することが、基本的な教育理念です。
具体的には、当教室および関連教育病院において、実地の診療を通じ、カンファレンス、実技その他で、皮膚疾患とその治療法を、深いレベルで理解していくことになります。その過程で、通常、6年の研修歴のもとに、資格審査と試験により、日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医資格が得られることになります。 専門医資格取得後のさらなる研鑽を積む場として、その機会の提供も用意されております。医学は生涯教育である以上、常に研鑽を積む場を求めていくことが一流の臨床医となるための王道であると考えます。
研究病院・研究体制
詳しくは関連病院のページをご覧下さい。
また、当科の医師は研究留学にも理解があります。研究留学のページをご覧ください。
復職・産休・育休サポート体制
当皮膚科学教室には女性医師がたくさん働いています。
旭川医科大学には
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出産、育児および介護のために休業予定の医師
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仕事を継続していく上で育児との両立に努力、苦労されてきた医師
へのサポートだけでなく、
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出産、育児を契機に離職された方への復職支援
を行っている二輪草センター(復職・子育て・介護支援センター)があり、当科医師もスタッフとして働いてます。
詳細は二輪草センターホームページをご覧下さい。